年末回顧

美術新聞「2021年年末回顧」コメント

年末回顧特集

1. 名前 稻田宗哉

2. 肩書 墨人会 代表

3. 今年の書道界の動き、出来事の中で特に印象・記憶に残ったこと

  1. 墨人会は春期(東京都美術館)・秋期(京都市京セラ美術館)で毎年公募墨人展を開催しています。本年5月の東京展は中止となりましたが11月の公募墨人京都展を開催することができ、多くの観覧者に作品を問うことが出来ました
  2. 墨人会創立会員の森田子龍展が京都・東京の思文閣ギャラリーで開催され、改めて森田子龍の仕事の全貌の一部でも味わうことが出来たことは幸いでありました
  3. 大阪市立美術館での揚州八怪展、これも記憶に残るものでした

4. 次の項目で、特筆しておきたいこと、その理由

  1. 松岡正剛著「全然アート」千夜千冊エディション 文庫本としての厚みにへとへとしながらも面白く拝読。富岡鉄斎「鐡齊大成」の中、鉄斎の書について、また森田子龍の書観をお聞きできず夜が明けました

5. その他、年末に当たっての所感、新年に向けての抱負など

来年は3月から5月にかけて森田子龍とフランスの画家スーラージュとの2人展が兵庫県立美術館で開催される予定(どのような切り口なるか楽しみです)

※ 墨人会創立70周年に向けて墨人誌(現在710号)などのデータ化を考えています
※ 森田子龍責任編集の「墨美」は全301号で終刊しましたが、森田は臨書の大切さを考え臨書研究のひろば「龍門」全26号を発刊、以来40年、蒼龍通信講座の通信54号と併せて復刊を準備しています
※2019年発刊の『森田子龍全作品集1952-1998』の周知

私はこの50年、選びとった文字の骨格を全心身をかけて動ききる、書き切ったその線に自己の存在をみる、この一点にかけて新鮮により深く書に生きたい